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2005-01-29 diary: 情報処理技術者も歴史を学ぶ意義はありますよ

いがぴょん画像(小) 日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。

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情報処理技術者も歴史を学ぶ意義はありますよ

今時の情報処理技術者で 歴史を知らない人も多いのかしらん。情報処理技術も 登場してから そこそこ年代が経っているので、そこに歴史性や文化性があるのではないでしょうか。

情報処理技術従事者も情報処理技術の歴史を学ぶ意義はあるのではないかと思う今日このごろ

今時の若い人で、情報処理技術の歴史を知らないで仕事をしている人が沢山いるんだなぁ、なあんてぼんやり考えています。純粋に技術的なところから、果ては哲学的、思想的なところまで。それはオープンソース運動とかフリーソフトウェア運動とかを私が勉強しなおしはじめたから、余計にそうおもうのかも知れません。

技術的なことに着眼して考えてみると、現時点の Intel系パソコンに代表されるような、いわゆる「オープンシステム」における「最先端技術」は、ちょっと振り返ってみると単純に汎用機時代の技術を「再発明」しているのに過ぎないのかも知れません。例えば、下記のような技術って 汎用機においては ごく普通の技術だったと思います。(メーカーにより少しずつ差異はあるでしょうけれども)

つまり オープンシステムという 開かれたハードウェア上で、どのように汎用機を再現していくのか、というのが現在の「最先端技術」に過ぎないのです。まあ汎用機の運用コストが目立っていて、それが敬遠される場面が多いからなのでしょうけれども。… とほほ、そんなことを考えていたら、なんだかむなしくなってきます。しょせん、汎用機技術のマネと焼き直しなのかしら。

一応、オープンシステムで初めて実装された、「オブジェクト指向技術」なんかは新技術ですよね。汎用機上での工夫や反省を プログラミング技術上の実際の制約として実装してある点が魅力的で効果的ですから。

そう言えば 最近の出来事といえば、「第四世代言語」なんてのもありました。あれはあれで良かったのだけれども、なかなか現在でも生き残っている開発環境は少ないです。

考えてみると、汎用機にしたって、第四世代言語にしたって、別に 現在でも十二分に効果が出せる良さと特徴があるのですが、なんだか流行とか情報メディアに流されて、今時の「最先端技術」を用いないと、レガシーで古くさくてダメなもののような不当な扱われ方をしている、と思うのです。ほんとうは適材適所なのでしょうけれども、でも確かに多数の実装技術を持っていると、技術開発力が分散して不利なことも理解できるのですが…。

不当にレガシーで古くてダメなものとして扱われるものの最近のものとしては、Visual Basicが挙げられると感じています。今だって ヘタにJavaとかFlashとかでリッチクライアントに手を出すよりも、VB.NETやC#.NETでスマートクライアント技術で実装する方が、よっぽどコスト的にも操作性としても良いものを作り出せると思っています。なのに 今のリッチクライアントの潮流としては、「非マイクロソフト技術」が「最先端技術」扱いされています。変な感じがします。(確かに、それはクライアント技術での話です。サーバサイド技術では現時点では非マイクロソフト技術の方が生産性と保守性が高く進んだ開発環境を得られる、と平均的な実力としては考えられますけれどもね)

2005.01.30 追記 そんな汎用機ネタを書いたあとで、下記の記事の存在を知りました。

ちなみに この記事は 羽生章洋さんが一枚絡んでます。私も会社の先輩から汎用機の黎明期の そんな話を聞くことがあり、とても興味深く思っていました。なるほど、オープンソースってちょうど汎用機の黎明期とかUNIXの黎明期と相似関係にあるのかもしれません。(そしてそれは トップを説得する有効な手段やも知れませんね)

オープンソース運動とフリーソフトウェア運動とは全くの別の概念です

文化的、あるいは「ライセンス」にまつわる話に目を向けてみても、そうです。たとえば、なぜ、オープンソース運動とフリーソフトウェア運動という概念が存在しているのか、などなどを考えていくためには、歴史を見直すことが不可欠なのです。

オープンソース運動とフリーソフトウェア運動との資料を調べていくと、その双方は全く別の概念であるということが、改めて認識できてきました。手始めに読み始めたリチャード・ストールマンさんの著作を読みだして、強くそのイメージを感じだしているのです。

この根本的な差が、そのまんま BSD系ライセンスとGPL系ライセンスとの思想の差異に表れている、なあんて思っています。さあて、次は「伽藍とバザールamazon.co.jp: 4895421686」を勉強していってみましょうか。

ここで注意しておきたいのが、歴史(そして事実)を見直すためには、最も根っこある原著に立ち戻ることが、とても重要な立ち居振る舞いであることです。私たち情報処理技術従事者は、コンピュータテクノロジーでは確かに一次情報源に立ち返る習慣を持っています。(そうでは無いアナタは その習慣を持っていないことを良く良く考えてみましょうね) その習慣を持っているはずであるのに、意外なことに歴史を振り返るとき、あるいは社会的背景などを調べるときに、一次情報源に立ち返っていないことが多いのではないのでしょうか。(私は反省しました)二次情報源とか、ちょっと見聞きしたIT系ニュースとかに踊らされて、表面的な内容しか理解できていない人って多いのじゃないのかしら。少なくとも、私は(今でも自称技術者です)そういう節が自分にあったのでとても反省しました。そうです、私がダメな例だったのです。

2005年に一気にブレークしそうな技術

2005年は 省電力パソコンブームになると予想しています。(まあ、ハードマニアな方の間では2004年のあいだに既にブームだったでしょうけれども) 915系の省電力マザーとかが登場したら一気に行きそうです。そして、パソコンが家電の中心に立つには、省電力対応が不可欠なのでしょう。省電力パソコンならOSも省電力対応が重要になりそうです。さあて、ここで Linuxは適切に省電力化されたOSかどうか不案内ですけれどもね。すくなくとも「GUI無し」モードを搭載しているOSが 省電力OSとして家電の中心に躍り出るには必要条件となるでしょう。

と2005年のブームを予言してみました。

欧米の人名の記載方法

現在の配偶者に聞いたところ、日本の文系の世界では、名前を表現する際に 「、」と「・」とを下記のように使い分けする場合もあるそうです。

ラストネーム(ファミリーネーム)とファーストネーム(パーソナルネーム)との順序や使い分けって、なんだか深淵な文化がありそうです。編集の世界も奥が深いです。、、、国会図書館を見てみたら、やはり同じルールで運用されています。ふうむ、勉強になります。

Mac mini 欲しい!

なんか、Mac miniが 純粋なハードウェア好奇心的に欲しいです。ああいう小型デスクトップパソコンが欲しかったのです。ああ、いいなぁ。


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